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今までありがとう!
9月23日、スポンサーホースのブランカが亡くなりました。
朝7時頃に行った時には既に亡くなっていましたが、体に触れた感じでは亡くなってからあまり時間が経っていないように感じました。
この日は祝日で、大学での解剖をしていただく事ができず詳しい死因は分かりませんでした。
ブランカは1992年生まれの22歳。
島根の馬の施設で虐待を受け、その後個人の方に引き取られて引退馬協会を通してマロンと一緒にホーストラスト北海道に来ました。
来たばかりの頃はマロンとシルバーの3頭でいました。
東日本大震災の被災馬のウルヴズグレンが入厩すると、ブランカを気に入ったグレンも仲間に入り、いつも4頭一緒に過ごすようになりました。
ブランカとグレンは本当に仲が良く、ほとんどの時間を一緒に行動していました。
どちらかというとグレンがブランカについて行っているようでしたが、いつも後ろにいるグレンの姿が見えないとブランカが鳴きながら探していることもありました。
そんなブランカを見ると、やっぱりブランカはグレンを頼りにしていたんだなぁと思います。
マイペースな性格のブランカ。
仲良しのみんなを置いて一人で牧草を食べに行ってしまうこともしばしば。
ポカポカした春の日には、ウトウト居眠りをして転びそうになったり、雪が積もった冬の日には雪の斜面を横になって滑り降りたりと、今まで他の馬たちがしないような事をして私達を驚かされたり、和ませてくれました。
今までに大変な経験もしたけれど、ホーストラスト北海道で過ごした約4年半、のんびり幸せに過ごせたかなぁ。
すごく急なお別れになってしまったけれど、ブランカに出会えて本当に良かった。
馬も人もみんなそう思っていると思います。
スポンサーさんや多くの人達、そしてグレンや他の馬達に愛されそして支えられたブランカ。
これからは、空の上からみんなを見守っていてね。
本当に今までありがとう。