- 生年月日:1999年5月3日
- 性別:
- 品種:
- 毛色:
今までありがとう!
4月19日、スポンサーホースのウルヴズグレンが亡くなりました。
当日の朝飼いの時はいつもと変わりはなかったのですが、夕飼いの時に急に立てなくなりそのまま亡くなってしまいました。
解剖の結果は、胸水、心嚢水の増量による心臓圧迫によるものでした。
ウルヴズグレンは、平成11年5月3日生まれの17歳。
競走馬を引退後、福島県の南相馬市で行われている「相馬野馬追」というお祭りに参加する為に個人の方に飼われていましたが、平成23年3月11日の東日本大震災で被災しホーストラスト北海道で引き取ることになり、余生を過ごしていました。
来たばかりの頃は、環境に慣れるまで馬小屋で過ごしていました。
その頃から、2年前に亡くなったブランカがグレンを気に入り馬小屋の窓越しにアピールをしていて、グレンを放牧し始めるとすぐにブランカのグループ(マロン、シルバースワット)に入り4頭で過ごすようになりました。
それからグレンとブランカは仲良くいつも一緒にいて、ブランカが先に歩いて行ってしまうとグレンは鳴きながらついて行き、グレンが遅れをとってついて行けない時には、ブランカのほうが鳴きながら探していて本当に仲が良い夫婦のように暮らしていました。
いつも仲良く微笑ましい2頭でしたが、2年前の9月にブランカが急に亡くなってしまいました。
ブランカをとても頼りにしていたグレンは、それから少しずつ持病が悪くなっていったような気がします。
東日本大震災で被災してホーストラスト北海道に来たグレン。
ブランカと恋をして一緒に過ごした日々。
間違いなく幸せだったと思います。
グレンを引き取りにいつタイヤがパンクするかわからないほどの悪路を走って福島県の南相馬まで行き、帰り道の途中では吹雪になったり、フェリーに乗る時はお願いをして最後に隅の方に乗せてもらい何とか帰ってきたこと等、色々な思い出があります。
ホーストラスト北海道もグレンが来てから、沢山の方々に知ってもらうことができ、グレンに育ててもらったのかもしれません。
今頃、大好きなブランカを追いかけて走り回っているのかな?
急なお別れですごく悲しいけど、これからもブランカと一緒にみんなを見守っていてね、グレン。
今まで本当にありがとう。