1日1回集牧し、麦やミネラルなどの添加飼料を投与します。その際に同時に手入れや健康チェックを行います。病気や怪我、または特別な老齢馬は必要に応じて厩舎で舎飼をします。
過放牧をしないことで、常に馬は草の上で生活できますが、冬の青草のない期間は乾燥牧草を投与します。
<4段階の飼育レベル>
ホーストラストでは、昼夜放牧を原則としていますが、病気やケガ、馬の環境への順応状態によって、次の4段階に飼育レベルが分かれています。
1.完全昼夜放牧
10ヘクタール10頭をユニットとして、草地、樹林、竹林のあるパドックに放牧します(シェルター:退避小屋あり)。
2.ケアパドック
5ヘクタールほどの事務所まわりのパドック。治療や特別食、馬服を着せるなどのケアが必要な馬が入ります。
3.追込厩舎付パドック
ケアパドックより重度の馬を個別に管理します。
4.厩舎
さらに問題のある馬については舎飼いをします。
馬の生活環境
昼夜放牧を原則とし、放牧地の面積に見合った頭数(1ha当たり約1頭)が群れで生活をします。放牧地内には草地、広葉樹林、針葉樹林、水場、砂場があり、馬は草地で走ったり、木陰に入って休んだり、砂遊びをしたり、自由に行き来することができます。